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メジャーリーグ編その2

院長です。

今日もデトロイト・タイガースでの1年目の続きです。

皆さんはメジャーリーグにはいろんな暗黙のルールや式たりがあるのを知ってますか?その一つがその年に初めてメジャーリーガーになった選手達が体験するチームごとの歓迎の儀式があります。デトロイト・タイガースの歓迎の儀式は突然開催されました。デトロイトでのホームゲームが終わったらボストンに移動するデーゲーム、試合終了とともにいつものようにクラブハウス(日本的にはロッカールーム)に戻って見ると自分のロッカーにあるはずの服がなく何か見慣れぬ物体が掛けられていました。手に取ってみると「バットマン&ロビン」ノロビンのコスチュームでした。隣の木田選手のところには勿論バットマンのコスチュームが。その他ワンダーウーマンやらスパイダーマンやらアメリカンヒーロー漫画の主人公達のコスチュームでした。今年初メジャーの選手達がコスチュームに身を包んで球場内を飛行場に向かうチームバスまで歩いて移動。球場内で働くスタッフからは笑いと「今日だったのね」という言葉をもらいました。私は心の中で「チャーター機内もボストンについてからの移動のバスもチームメイトと関係者だけだし、あとはホテルのフロントだけ知らない人がいるだけだから思ったより恥ずかしくないな。」と思ってボストン市内のホテルに向かうバスの中で考えていました。その時バスが急にボストン美術館近く、ホテルからは3ブロック手前で止まりました。その時、当時チームキャプテンだったブラッド・オースマス(のちにエンジェルスの監督として2年目の大谷選手を指揮)が「ルーキー諸君、ここからホテルまで歩いて移動してくれ。」と声がかかりバスのドアが開いたのです。そこから約10分ほどコスチュームを着た大男達がボストンの街中をぞろぞろと歩いて移動したのでした。街中には日本人観光客も沢山いて「何、あれ。見て見て変なのが歩いている。」という日本語も聞こえてきました。不幸中の幸い?は私も木田選手も顔までそのコスチュームで隠れていて目と鼻だけが見える状態だったので我々の正体を知る日本人はいませんでした。

他の選手達はとっくにチェックインしているだろうと思ってホテルに到着したら、全員フロントで我々を待ち受けていてくれて「Welcome Major League」と声をかけてくれました。思わず「私もチームの一員として受け入れられた」と感じられた瞬間でした。

その遠征ではもうひつつ思い出に残ることがありました。ボストン・レッドソックスの本拠地『フェンウェイパーク」は街中の球場でレフトスタンドの後ろに道路が走っていて、レフトフェンスが高く聳えている変わった形の球場なんです。当時はそこには電光掲示板になる前のスコアーボードがあり、中に入れたのです。アシスタント・トレーナーのスティーブから「初めてボストンに来たらスコアボードの内側の壁に自分の名前を刻むんだ」だと教えられ、私も試合前に一人で行って内側の壁に「Kaz Hayakawa」と刻んできたのはいうまでもありません。

そんなこともあって、今回のボストン遠征は私もチームの一員になれ、メジャーリーグの一員に成れたと感じられた思い出深いものになりました。